如月
今年は雪の降らない冬、例年より温かい日が続きます。
玄関から建物の中へ入ると、小さなお地蔵さまがお迎えしてくれます。
お庭のお地蔵さんの身に着けている赤い前かけとお揃いの生地で、帽子を作ってもらいました。


玄関の扉前の大きな瓶には、冬のお花を生けて頂きました。
赤色のボケ、黄色のサンシュユ、ピンクのヤブツバキ、フワフワとしているのは赤芽ヤナギです。
冬のお庭に彩りを添えてくれます。

少しずつ日が長くなってきました。夕暮れ時の建物も、また趣があります。

受付にて、こけしの姉妹がお出迎え。
格子窓の揺らぎのあるガラス窓から透けて見える景色は、とてもノスタルジック。
まるでタイムスリップしたようです。長年使い込んだ風合いのある、アンティークゴールドの重厚なドアノブが時の流れを感じさせます。
画家のアトリエだった当時の気配を感じることができます。


晴れた日に庭へ差し込む光が、少しずつ春めいてきました。




 
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